音のお悩み相談室(個人のお客様向け)

音の環境を改善したい場合

オーディオの音質を改善したい

オーディオルームの音が響きすぎて困っています。どんな対策がありますか?

壁等に反響するスピーカーの音を吸音することが必要です。

GACをスピーカー周辺に設置。
・壁面に吸音材「ミニソネックス」「ホワイトキューオン厚み50mm」を貼る。
スピーカーの後ろや、リスニングポジションの後ろなど
場所を変えることができるので、効果を試しながら、ベストポジションを探してください。

オーディオルームの防音対策へ

録音環境を改善したい~プライベートスタジオの環境づくり~

自室でレコーディングやミックス作業をしており、室内の音響を整えたいと思っています。
どんな点に注意すればよいですか?

モニタースピーカーの出力に影響しないよう、室内の反響音を抑えることが必要です。

・壁面に吸音材(ホワイトキューオンミニソネックス)を貼る。
<使用例>
スピーカー背面の壁・左右の壁・天井(ミニソネックス)など、
貼る位置を変えて試しながら、ベストポジションを決めてください。
また、スピーカーの設置状況が影響する場合もあります。

・インシュレーターでスピーカーの振動を抑える。
<使用例>
重いスピーカーには、THI-500(ハネナイト製)
比較的軽いスピーカーには、THI-425(ハネナイト製)

簡易防音室内の音響について

段ボールで作った簡易防音室でボーカルの練習や録音作業をしているのですが、室内が狭く音が響きすぎて困っています。何かよい対策はありますか?

簡易防音室内に反響する音を、低減させることが必要です。

・壁や天井に吸音材「ホワイトキューオン」を使用する。

スペースに余裕があれば、壁に厚み50mmのホワイトキューオンを、スペースに余裕がなければ、壁に厚み10mmのホワイトキューオンを。天井には厚み10mmのホワイトキューオンを設置しましょう。

小さいサイズからご用意しておりますので、効果を試しながらお使いいただき、足りなければ買い足されてはいかがでしょうか。
またマイクの音が気になるときは、マイクの周りを囲うようなスタンドを作り、
その内側に吸音材「ホワイトキューオン」または「ミニソネックス」を貼って、簡易吸音フィルターを作るのも有効です。

周囲への音を配慮したい場合

洗濯機の音について

洗濯機から出る音が気になります。遅い時間での使用はなるべく避けていますが、
状況によって、どうしても遅い時間に使うこともあります。音を抑える方法はありますか?

洗濯機が発する音で、対策できるのが振動音です。洗濯機の振動が、床等に伝わる音を減衰させる必要があります。

洗濯機の下に洗濯機用防振ゴム「ニューしずか」または鉄板入りの防振ゴム「TS-90S」を敷きます。

壁面に余裕があれば、吸音材(ミニソネックスホワイトキューオン厚み10mm等)を貼って、洗濯機のモーター音や水の回る音を少しでも吸音し、外部に漏れる音を軽減させます。

ピアノの音について

アップライトピアノをマンションで弾いています。どのような対策を講じたらよいでしょうか?

ピアノの防音対策については、当社の東京防音オンラインストアで詳しくご説明しております。
東京防音オンラインストアをどうぞご覧ください。

東京防音オンラインストアへ

水槽の音対策

水槽のモーターから出る音が気になります。

モーター等の振動音を減衰させる対策が必要です。

・水槽(モーター等外付けの部品があれば、それも含めて)の下に、
吸音材ホワイトキューオン厚み7mm または、防振ゴム(両面筋入りゴム)を敷く。
・重い水槽の場合はTS-90S(鉄板入り防振ゴム)を敷く。

但し、モーター音等の低周波音を吸音することは大変難しく、
上記の対策を講じても改善が難しい場合があることをご理解願います。

足音についての対策

集合住宅に住んでいます。
歩き回る音がうるさいと階下の方よりご指摘を受けました。
静かにするよう注意をしていますが、音が大きくなってしまうときもあります。よい対策はありませんか?

階下の方とお話ができる状態なら、どの部屋で、時間帯はいつ頃、音が気になるか確認してください。
例えば、階下の方が静かに休まれている部屋の上が子供部屋だと、音は通常以上に気になるかもしれません。
階下の方があまり使われていないお部屋の上で、お子様を遊ばせたりするなど、変更してみてください。

リビング等、双方居る時間が長い部屋の場合、
床に吸音材「ホワイトキューオン厚み7mm」をできるだけ広い面積に敷き、
さらにその上に厚手の防音絨毯を敷きます。
フローリングの場合、他の素材と比べてどうしても音が反射し大きくなります。
必然的に階下へ漏れる音も大きくなってしまうため、十分な対策が求められるのです。
但し、飛び跳ねたりした際に生じる振動音は、なかなか小さくなりませんので注意が必要です。

外からの音に悩んでいる場合

窓から聞こえる音の対策

道路に面した側の壁に、腰高窓があります。
窓から入ってくる車の音等を小さくする方法はありますか?

窓から入ってくる音を減衰させるには、以下の方法が有効です。

(1)二重サッシを設置する。
  <防音対策で気を付ける点>
    ●厚みを工夫する
      内側に取り付けるガラスの厚みを外側(既存のサッシをそのまま使用)より厚くします。
      同じ厚みですと、周波数帯域によっては防音性能が低下します。
    ●間隔を空ける
      外側と内側のサッシの間隔を最低でも10cm空けて取り付けます。
      この空気層が取れれば取れるほど防音効果は高まります。
    ●丁寧に仕上げる
      窓の状態により、隙間のないようパテで埋めるなど、最後まで丁寧に施工します。 
(2)窓用防音・吸音パネルを使用する。
(3)遮音材+吸音材「ホワイトキューオン厚み50mm」をはめ込む。
   ベニヤ板に遮音材「シャットオンシート」を貼り、その上に「ホワイトキューオン厚み50mm」を貼ります。
   (外側:ホワイトキューオン、室内側:ベニヤ板)
   それぞれの接着には、スプレーのり等をご使用ください。

隣室から聞こえる音の対策

集合住宅に住んでおり、隣室のテレビの音や話し声が気になります。低減させる方法はありますか?

防音対策は、音源側が対策を講じることが基本ですので、受音側の対策には限界があります。
ですが、対策次第では音を減らすことも十分にできます。

・隣家に接する壁に遮音材+吸音材「ホワイトキューオン厚み50mm」を立て掛ける。
できるだけ広い面積をカバーする方が効果は高まります。
<施工方法>
ベニヤ板に遮音材「シャットオンシート」を貼り、その上に「ホワイトキューオン厚み50mm」を貼る。
(外側:ホワイトキューオン-シャットオンシート、室内側:ベニヤ板)
スペースに余裕があれば、ホワイトキューオンを2枚重ねにしてお使いいただくと、より効果が高まります。